AIを仕事で使える人になる — 5つの実践

SEOブログ / AI活用📅 2026-06-16由井 辰美 / AI相談
目的、材料、完成形、修正、人の確認というAI活用5手順のイラスト
この資料の読み方

目的を決める、材料を渡す、完成形を伝える、直す、人が確認する。AIを仕事に入れる5つの手順を、依頼文の例と一緒に学ぶ。

本文あり目次ありチェックあり
この資料の流れ
  1. この資料でわかること
  2. まず結論
  3. 順番に理解する本文
  4. 具体例 / やってみる
  5. 振り返り / 次の一歩

AIを使いこなす人は、難しい呪文を知っている人ではありません。

「何を良くしたいか」を決め、必要な材料を渡し、出てきた案を直し、最後に人が確かめる人です。

Codex、Claude Code、画像生成を使ってAI活用を仕事に取り入れるイメージ

この資料でわかること

  • AIへの頼み方を5つの手順で整理できる
  • 「何かいい感じに」から、仕事で使える依頼へ変えられる
  • ChatGPT、画像生成、Codexなどの役割を分けられる
  • AIの答えを安全に確認するポイントがわかる
  • 今日試す小さな仕事を1つ選べる
対象: AIを仕事で使いたい個人事業主、中小企業、店舗、学校、福祉施設、広報・事務・制作担当者向けです。専門知識がなくても進められます。

まず結論

AIを使いこなす基本は、次の5つです。

目的何を、どの状態まで良くしたいか決める。
材料AIが判断するための文章、数字、写真、URLなどを渡す。
形式表、投稿文、手順書など、受け取り方を決める。
修正1回目を下書きとして、足りない点を直す。
確認数字、個人情報、公開表現を人が確かめる。

うまくいきにくい頼み方

「売上を増やして」「集客して」「いい文章を書いて」のように、目的も材料も決まっていない。

仕事につながる頼み方

「誰の、どの悩みを、いつまでに、どう変えたいか」を伝え、使う材料と完成形を指定する。

順番に理解する本文

1. 目的を1文と数字で決める

AIは目的を決める道具ではありません。決めた目的に向かって、調査、文章、画像、コード、資料を作る道具です。

まず「今」と「目標」を書きます。数字がない仕事は、状態の変化でも構いません。

曖昧な依頼 具体的な依頼
集客したい 整体院の問い合わせを月20件から40件にしたい。Google検索、Instagram、紹介の順に改善案を出して。
効率化したい 30分かかる見積作成を5分にしたい。入力表と確認チェックリストを作って。
サイトを作りたい 彦根の小さな店舗向けに、スマホで予約まで進める1ページを作りたい。

2. 判断に必要な材料を渡す

一般的な答えしか返ってこない時は、AIの性能より材料不足を疑います。

  • 商品やサービスの内容、価格、対象者
  • 現在の数字、困っている作業、目標期限
  • 過去の投稿、写真、表、既存文章、URL
  • コードなら、該当ファイル、エラー文、再現手順、期待する動作
  • 守るルール、使ってはいけない情報

個人情報、顧客情報、社外秘は、利用するAIと社内ルールを確認してから扱います。

3. 完成形を先に決める

「考えて」だけでは長い説明になりがちです。使う場面まで伝えます。

使う場面 頼む形式
SNS告知 Instagram用10枚、本文、ハッシュタグの順
会議 決定事項、担当、期限、未決事項の表
業務改善 優先順位、所要時間、担当、確認方法の表
Web修正 変更ファイル、確認結果、残った課題の一覧

4. 1回目の答えを直す

AIの1回目の答えは完成品ではなく、たたき台です。難しい指示は要りません。

・長いので半分にしてください。 ・専門用語を使わず、中学生にもわかる言葉にしてください。 ・彦根の小規模店舗で、明日できる例を3つ追加してください。 ・根拠となる数字と、確認する画面を追加してください。 ・公開前に人が確認する箇所を「要確認」と書いてください。

5. 人が確認して、仕事の流れに戻す

AIの回答には、間違い、古い情報、権利や個人情報の問題が混ざることがあります。

公開や実行の前に、次を人が確認します。

  1. 数字、日付、料金、法律、商品仕様は正しいか
  2. 個人情報、顧客情報、社外秘が入っていないか
  3. 著作権や利用条件に問題がないか
  4. 読む人に誤解や不利益を与えないか
  5. SNS投稿、見積、FAQ、手順書など、実際の仕事に戻せるか

6. 道具は仕事に合わせて選ぶ

道具 初心者向けの使い分け
ChatGPT 考えの整理、文章、議事録、FAQ、メール、SNS投稿。
画像生成 ブログ画像、SNS素材、チラシやページの見た目の案。
Codex フォルダを読み、Webサイトやコードを直し、テストや表示確認まで進める。
Claude Code 長い仕様や既存コードの整理、設計相談、別視点のレビュー。
Cursor エディタで開いているコードの小さな修正や説明。

道具の数より、「どの仕事を、どの材料で、どこまで任せるか」が大切です。

7. 調査結果は、条件と一緒に読む

公開研究では、AIで作業が速くなる例がある一方、得意でない仕事では正確さが落ちたり、熟練者の作業時間が増えたりする例もあります。

顧客サポートの研究では生産性が約13.8%上がった一方、METRの2025年実験では、対象となった熟練OSS開発者の完了時間が19%増えました。数字だけを一般化せず、「誰が、どの仕事で、どんな条件で使ったか」を確認します。

結論は「AIなら必ず速い」ではありません。得意な作業を選び、出力を確かめ、仕事の流れを整えることが必要です。

具体例 / やってみる

例: Instagramの問い合わせを増やす

あなたは地域店舗の広報担当です。 目的: 現在フォロワー1,200人、月の問い合わせは8件です。 3か月で問い合わせを月15件にしたいです。 対象: 彦根周辺の30代女性で、肩こり・腰痛に悩む人です。 材料: 過去に反応が良かった投稿3本と、今月の空き日程を使ってください。 出力: 1. 投稿テーマ10本 2. 各投稿の最初の一文 3. 予約につなげる一言 4. 公開前に確認する点

自分の仕事で使う依頼テンプレート

あなたは私の業務改善パートナーです。 目的: 今の課題は「【課題】」です。 現在は「【今の状態】」、目標は「【目標】」です。 材料: ・商品やサービス: 【内容】 ・対象者: 【誰向け】 ・困っていること: 【悩み】 ・使える素材: 【写真、URL、文章、表、コードなど】 条件: ・初心者にわかる短い言葉を使う ・明日できる行動に分ける ・確認が必要な箇所は「要確認」と書く 出力: 1. まず結論 2. 優先順位つきの改善案 3. すぐ使える文章またはチェックリスト 4. 次にAIへ頼む一言

最初に試す仕事を1つ選ぶ

  • メールや案内文の下書き
  • 会議メモの整理
  • SNS投稿のたたき台
  • よくある質問の一覧化
  • 見積や申込で使う確認表
  • 既存ページのわかりにくい文章の修正

失敗しても困らない、小さな仕事から始めます。

振り返り / 次の一歩

  • 目的を1文で言える
  • 今と目標を数字か状態で書いた
  • 必要な材料を渡した
  • 誰向けかを決めた
  • 出力形式を指定した
  • 1回目の答えに修正を出した
  • 事実と公開表現を人が確認した
  • 良かった依頼文を保存した

1. 相談する

仕事のどこにAIを使うかを整理する。

2. 小さく試す

実際の文章、資料、作業を1つだけ改善する。

3. 続けられる形にする

良い依頼文、確認手順、成果物の置き場を残す。

AIを「知っている」から、仕事で使える状態へ

AI相談では課題整理から、講習では実際の仕事を使った練習から、実装支援ではWebや業務の仕組みづくりまで進めます。

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参考リンク