Codex準備会 60分 導入と習得

受講資料 / Codex準備会📅 2026-06-05Codex
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ChatGPTは使えるがCodexアプリは初めての人向けに、導入、最初のプロジェクト、権限、安全装置、差分確認、公式アップデートの追い方までを学ぶ準備編。

本文あり目次あり動画ありスライドありチェックあり
この資料の流れ
  1. 動画版
  2. スライド版
  3. この講習で一番伝えること
  4. 公式アップデートの確認先
  5. 初回の実例
  6. ChatGPTとの違い

Codex準備会 60分 導入と習得

このページは、Codexアプリを初めて開く人が「ログインする」「プロジェクトを選ぶ」「小さく頼む」「差分を見て採用する」までを迷わず進めるための準備編です。次の実践編では、実運用のフォルダ管理、skills、plugins、hooks、automations、設定の応用まで進みます。

公式確認: OpenAI の Get started with CodexHow to get started with CodexWorking with CodexCodex Changelog を元に、講習向けに手順を整理しています。新機能は X: @OpenAI / X: @OpenAIDevs / OpenAI News / openai/codex Releases も確認先にします。

動画版

スライド版

1. Codexは「会話」ではなく「作業場」

ChatGPTは相談相手。Codexはフォルダを読み、編集し、確認まで進める共同作業者です。

  • 作業フォルダを選ぶ
  • 小さなタスクを渡す
  • 差分を見て採用する

2. 最初はChatGPTでログイン

公式手順はシンプルです。Codexを開き、ChatGPTアカウントでサインインします。

  • Codexを開く
  • ChatGPTでサインイン
  • プロジェクトを選ぶ

3. フォルダかGitリポジトリを選ぶ

Codexが触れる場所を先に限定します。ここが安全装置の第一歩です。

  • 作業用フォルダを1つ選ぶ
  • 最初は空フォルダでもよい
  • 秘密情報が入った場所は避ける

4. 最初の依頼は小さく

いきなり公開サイト全体を任せません。1ファイル、1画面、1文章から始めます。

  • 「このフォルダを見て説明して」
  • 「小さく直せる候補を3つ出して」
  • 「変更前に確認して」

5. 画面と差分で確認する

Codexの成果は、言葉ではなく結果で確認します。

  • ブラウザ表示を見る
  • 変更差分を見る
  • リンク・画像・文字サイズを確認する

6. 公開前は独立レビュー

作った直後は見落としが出ます。別視点で壊れそうな点を先に出します。

  • 表示崩れ
  • リンク切れ
  • 秘密情報の混入
  • 公開前に止めるべき変更

7. AGENTS.mdを読ませる

毎回言いたくないルールは、プロジェクトのAGENTS.mdに置きます。

  • 触ってよい範囲
  • ビルドや確認コマンド
  • 公開前レビューの条件

8. 公式アップデートを追う

Codexは更新が速いので、受講資料だけで止めず、公式のX・サイト・Changelogを確認します。

  • OpenAI / OpenAI Developers on X
  • Codex Changelog
  • OpenAI News

9. 実践編で作業場を育てる

導入できたら、次はプロジェクト・フォルダ・skills・plugins・hooks・automationsを実務用に整えます。

  • Local / Worktree / Cloudの使い分け
  • 繰り返し作業をskill化
  • 定期作業をautomation化

10. 最初の成果物は小さく公開する

準備編のゴールは「Codexを入れた」ではなく、1つの小さな成果物を作り、確認し、次の運用ルールを決めることです。

  • 1ページを直す
  • 1資料を整理する
  • 1つの確認手順を残す
この資料は、ChatGPTを使ったことがあり、ChatGPTで小さなプロジェクト作成も試したことがある人向けです。目的は「Codexをノーコードの魔法ボタンとして誤解せず、作業を任せて、差分を見て、採用判断できる状態」にすることです。

この講習で一番伝えること

Codexは、会話だけのAIではなく「作業場を持つAI共同作業者」です。

ファイルを読み、編集し、コマンドを実行し、ブラウザで確認できます。だからこそ、作らせっぱなしにせず、差分確認と独立レビューをセットにします。

公式アップデートの確認先

確認先URL見る理由
Codex公式サイトhttps://openai.com/codex/Codexアプリの位置づけ、対応OS、代表的な機能を確認する。
Codex Changeloghttps://developers.openai.com/codex/changelog新機能、仕様変更、修正を時系列で追う。
Feature Maturityhttps://developers.openai.com/codex/feature-maturityExperimental / Beta / Stable の扱いを確認する。
OpenAI Newshttps://openai.com/news/大きな発表、製品横断の発表、公式ブログを確認する。
Codex role/plugin発表https://openai.com/index/codex-for-every-role-tool-workflow/role-specific plugins、Sites、annotations などの発表元。
X: OpenAIhttps://x.com/OpenAIOpenAI全体の製品発表を追う。
X: OpenAI Developershttps://x.com/OpenAIDevs開発者向けのCodex、API、SDK、ツール更新を追う。
GitHub releaseshttps://github.com/openai/codex/releasesCLIやオープンソース側のリリースを確認する。

初回の実例

資料整理フォルダ

まずは空フォルダを作り、講習メモ、画像、PDFだけを入れてCodexに見せます。秘密情報や本番データを混ぜない状態で、命名整理、要約、スライド構成を頼みます。

このフォルダを見て、入っている資料の種類を説明してください。 次に、初心者向け受講資料として安全に進められる小さな作業を3つ提案してください。 まだファイルは編集しないでください。

既存サイトフォルダ

Git管理されたサイトなら、まず差分が出る小さな文言変更から始めます。完成条件は「ブラウザで見える」「差分が読める」「戻せる」の3つです。

このサイトのトップページだけを対象に、見出しの分かりにくい箇所を1つ直してください。 変更後にビルドして、ブラウザ表示または生成HTMLで確認してください。 最後に、変更ファイルと確認結果を短く報告してください。
1

小さく頼む

最初は見出し変更、色調整、README要約など、失敗しても直しやすい作業から始めます。

2

画面で確認する

BrowserやChromeで表示を見ます。コードだけを見て「できた」と判断しません。

3

独立レビューで選ぶ

作った人とは別の視点で、壊れそうな点、仕様漏れ、テスト不足を先に出します。

ChatGPTとの違い

項目ChatGPTCodexアプリ
役割会話で相談し、文章や案を作るプロジェクトを読み、編集し、実行と確認まで手伝う
作業場所基本はチャット内ローカルフォルダ、GitHub、worktreeなどの作業場を持つ
確認ユーザーが別で確認することが多いテスト、ビルド、ブラウザ確認、レビューまで流れにできる
初心者の期待値「答えを出してくれる」「作業を任せ、差分を見て採用する」

初回導入でやること

1. 開く作りたいサイト、資料、アプリのフォルダをCodexで開きます。
2. 目的を書く何を作るか、どこを確認するかを短く指定します。
3. 小さく依頼まずは1画面、1文章、1機能だけ任せます。
4. 見て選ぶ表示確認、差分確認、独立レビューで採用を決めます。

最初から触らなくてよいもの

後回しでよい

  • モデル選択の細かい調整
  • approval設定の全項目
  • MCPサーバーの細かい設定例
  • プラグイン開発やmanifest詳細
  • CLIコマンドの網羅

最初に決める

  • どのフォルダで作業するか
  • 何ができたら完了か
  • どの画面やコマンドで確認するか
  • 公開前に誰目線でレビューするか
  • 秘密情報や触ってはいけない場所

Codex独自用語カード

用語初心者向けの意味初回での扱い
AGENTS.mdCodexへの会社ルール。毎回言わなくていいことを書く場所最初に確認。なければ簡単に作る
worktree別フォルダの作業場。本線を汚さず別案を試す複数案や大きな変更で使う
独立レビュー作った人とは別視点のチェック。褒めるよりリスク優先公開前、アップロード前に必ず使う
sandboxCodexが触れる範囲を制限する安全枠「勝手に壊さない」ための仕組みとして理解
approval危ない操作や外部アクセスの前に止まる確認削除、外部接続、秘密情報では慎重に判断
hooks作業前後に自動で走るチェック係初回は存在だけ理解。自作は後回し
MCP外部ツールへの接続口。Codexに道具を増やす仕組み仕組みとして理解。詳細設定は必要時
Apps / ConnectorsGitHub、Gmail、Figmaなど、実際につなぐサービスログイン済みサービスを扱う時に使う
BrowserCodex内ブラウザ。ローカルサイトの確認に向く表示確認の基本
Chrome自分のログイン済みChromeを使う会員画面、管理画面、ログイン必須ページで使う
Computer UseWindowsアプリやPC操作を扱うブラウザ外の画面操作が必要な時だけ
goal完了条件を持たせる考え方長い作業では「どこまでやったら完了か」を指定
automation定期チェックや後追いを任せる仕組み毎週確認、監視、リマインドなどで使う

公式ロール別プラグイン

OpenAIは2026年6月2日の公式発表 Codex for every role, tool, and workflow で、Codexを職種ごとの仕事に合わせるロール別プラグインを発表しました。ここでいうプラグインは、スキル、アプリ連携、MCP、手順、素材をまとめた「仕事別の道具箱」です。
公式プラグイン向いている人できることの例
Data analytics分析担当、経営、現場リーダーデータを調べる、指標変化の理由を説明する、レポートやダッシュボードを作る
Creative productionマーケ、制作、EC、広告担当企画書からキャンペーン案、広告バリエーション、商品ライフスタイル画像、EC向け画像セットを作る
Sales営業、CS、商談担当優先アカウントの抽出、商談準備、フォローアップ、顧客情報更新、失注リスク確認を行う
Product designプロダクト担当、UI/UX、事業企画初期アイデアを試作品にする、ユーザーフローを監査する、ライブURLやスクリーンショットからプロトタイプを作る
Public equity investing投資、IR分析、上場企業調査決算レビュー、企業比較、投資仮説の強弱確認、市場情報の整理を行う
Investment banking投資銀行、M&A、財務アドバイザーピッチ資料、類似企業・類似取引分析、デューデリジェンス内容をクライアント向け資料にまとめる

初心者向けの覚え方

「プラグインを入れる」とは、Codexにその仕事の進め方と接続先をまとめて渡すことです。たとえばCreative productionなら制作系、Salesなら営業系、Product designなら試作品づくりの作業を始めやすくなります。

公式テンプレートは openai/role-specific-plugins にも公開されています。講習では作成手順まで深掘りせず、「どの仕事をCodexに任せやすくなるか」を先に理解します。

プラグインを構成する6要素

公式ロール別プラグインと、下の6要素は別物です。ロール別プラグインの中に、必要に応じて skills / hooks / scripts / assets / MCP / apps が入っています。全部を最初から使う必要はありません。
種類言い換え何に使うか初回教材での扱い
skills作業手順書特定作業の進め方をCodexに渡す必須。例だけ見る
hooks自動チェック係作業前後にlint、記録、確認などを走らせる概念だけ。設定は後回し
scripts便利ボタンの中身よく使う処理を実行ファイルにまとめる軽く触れる
assets素材箱画像、テンプレ、サンプル素材を置く軽く触れる
MCP外部サービスへの接続口DB、ブラウザ、独自ツールなどにつなぐ例だけ。深掘り不要
apps実際につなぐアプリGitHub、Gmail、Figma、Canvaなどの連携先実用例として見せる

「フックがあります」の意味

作業のタイミングで、自動処理が走る可能性があるというサインです。

たとえば、編集後に整形する、実行前に危険操作を止める、完了後に記録する、といった用途です。初心者は「自動チェック係がいる」と覚えれば十分です。

独立レビューの依頼テンプレート

この変更を独立レビューしてください。 実装はしないで、初心者にも分かるように、壊れそうな点を重大度順に指摘してください。 特に、表示崩れ、リンク切れ、説明不足、公開前に止めるべき点を見てください。

実装依頼のテンプレート

このフォルダで、〇〇を作ってください。 AGENTS.mdのルールに従ってください。 最後に、ブラウザ表示と主要リンクを確認し、何を確認したか報告してください。

アップロード前チェック

  • 受講者が「最初に何を開いて、何を頼めばよいか」分かる。
  • Codexがノーコード魔法ではなく、作業を任せて確認するアプリだと伝わる。
  • AGENTS.md、worktree、独立レビュー、hooks、MCP、Appsの意味が短く説明されている。
  • OpenAI公式のロール別プラグイン6種類が入っている。
  • プラグインを構成する6要素、skills / hooks / scripts / assets / MCP / apps が入っている。
  • Browser、Chrome、Computer Use の使い分けが入っている。
  • 公開前に独立レビューを入れる流れになっている。

講師向けの進行メモ

  1. 最初に「Codexは作業場を持つAI」と言う。
  2. 次に「ノーコードでも始められるが、確認と採用判断は必要」と言う。
  3. 画面を見る道具、独立レビュー、worktreeを早めに紹介する。
  4. 公式ロール別プラグイン6種類は「仕事別の道具箱」として見せる。
  5. skills / hooks / scripts / assets / MCP / apps は、プラグインの中身として区別して説明する。
  6. 設定の全項目説明、MCPの詳細設定、プラグイン開発は別講座に分ける。