Claude Codeでできること — 2026年版

開発メモ / インフォグラフィック📅 2026-05-21由井 辰美 / AI相談
安全な操作範囲と並列作業、再利用機能を整理した開発ワークスペースのイラスト
この資料の読み方

Claude Codeの新しい機能から、作業を裏で進める、操作範囲を決める、機能を追加するなど、仕事で役立つものを目的別に整理。

本文あり目次あり
この資料の流れ
  1. この資料でわかること
  2. まず結論
  3. 順番に理解する本文
  4. 具体例 / やってみる
  5. 振り返り / 次の一歩

この資料でわかること

Claude Codeは、ターミナルからAIに開発作業を頼むためのツールです。ターミナルとは、文字でコマンドを入力してPCを操作する画面です。

この資料では、2026年1月から5月までに追加された機能のうち、実際の開発の進め方を変えた14項目を整理します。

公式changelogと週次ダイジェスト(code.claude.com)で確認できた内容だけを載せています。試していない伝聞や、名称を確認できないものは除外しています。

Week番号は2026年の週です。W13は3月下旬、W20は5月中旬にあたります。

まず結論

この時期の大きな変化は、Claude Codeに一つずつ作業を頼む使い方から、複数の作業を裏で動かし、人がまとめて監督する使い方へ進んだことです。

最初に押さえる組み合わせは、次の3つです。

  1. claude --bgで作業をバックグラウンドに送る
  2. claude agentsで複数の作業状況を見る
  3. /goal <完了条件>で、どこまで進めるかを明確にする

そのうえで、Auto ModeやautoMode.hard_denyを使い、安全な操作と禁止する操作を分けます。

項目 内容
対象期間 2026年1月〜5月
採り上げた機能 14項目
既定モデル Opus 4.7(Max / Team)
週次上限 2026年5月13日〜7月13日に+50%

順番に理解する本文

1. 作業を裏で進める

バックグラウンドとは、今見ている会話とは別に、作業を裏で動かすことです。

機能 何ができるか 使い方
バックグラウンドセッション ターミナルを開いたまま見張らずに作業を続ける 新しく始めるときはclaude --bg、会話中は/bg
Agent View 全セッションの状態を一つの画面で見る claude agents。スラッシュは付けない
/goal 完了条件を満たすまで、会話の区切りをまたいで進める /goal <完了条件>
Monitorツール 裏で動く作業のログや出来事を会話に取り込む sleepで何度も確認せず、変化を受け取る

セッションとは、一つの作業を進める会話のまとまりです。

claude agentsでは、各セッションが「作業中」「入力待ち」「完了」のどれかを一覧で確認できます。その場でdispatch(作業を割り当てる)、peek(途中を見る)、attach / detach(画面につなぐ・外す)も行えます。

/goalは、経過時間、会話の回数、使ったトークン数を表示します。「テストが全部通るまで」のように完了条件を渡すと、夜間バッチのような開発にも使えます。

バックグラウンドセッションは、2026年第1四半期から改善され、W15にclaude --bgとして確定しました。単独で使うより、Agent View、/goal、Monitorと組み合わせると状況を把握しやすくなります。

2. 許可する操作と禁止する操作を分ける

Auto Modeは、安全と判断された操作を自動で許可し、危険な操作を止める権限モードです。W13に研究プレビューとして登場し、分類モデルのSonnet 4.6が裏で判定します。

これにより、「すべて許可する」と「毎回、人が確認する」の中間を選べます。

設定 役割
auto 安全と判断された操作を自動で許可し、危険な操作を止める
autoMode.hard_deny 絶対に実行させない操作を配列で指定する
dontAsk 事前に許可した操作だけを通す

autoMode.hard_denyには、rm -rfや本番データベースへの書き込みなど、実行させたくない操作を指定できます。

3. 難しい作業だけ、考える量を増やす

W16に、Max / Team PremiumでOpus 4.7が既定モデルになりました。同じ時期に/effortがスライダーになり、最上位のxhighが追加されました。

一つのセッションの中でも、作業の難しさに合わせて考える量を変えられます。

4. 計画と繰り返し作業を分ける

W15には、Ultraplanと/loopも登場しました。

設計を確認してから実装へ進む作業と、定期的に繰り返す作業を分けて扱えます。

5. プラグインで機能を追加する

W19時点では、/pluginから公式マーケットプレイスを開けます。コマンド名は複数形ではなく、単数の/pluginです。

6. Windowsと作業場所の違いに対応する

W13からW19には、作業環境に関する変更も入りました。

CLIは、文字のコマンドで操作する画面です。GUIは、ボタンや画面をクリックして操作する方式です。worktreeは、同じリポジトリの作業場所を分けるGitの仕組みです。

7. 追加された順番を確認する

時期 主な変更
W13・3月下旬 Auto Mode(auto、研究プレビュー)、Windows PowerShellネイティブ対応
W14・3月末〜4月頭 Computer use in CLI(研究プレビュー)
W15・4月上旬 claude --bg、Ultraplan、Monitorツール、/loop
W16・4月中旬 Opus 4.7の既定化、/effortのスライダー化、xhigh追加
W19・5月頭 autoMode.hard_deny、プラグインの.zip・URL読み込み、worktree.bgIsolation
W20・5月中旬 Agent View(claude agents)、/goal
5月13日 週次上限+50%。7月13日までの期間限定

8. コマンドを目的別に選ぶ

コマンド / 設定 用途 時期
claude --bg / /bg バックグラウンドで作業を走らせる W15
claude agents 全セッションを一つの画面で監視・操作する W20
/goal <条件> 完了条件まで作業を続ける W20
autoモード 安全な操作は自動で許可し、危険な操作は止める W13
autoMode.hard_deny 無条件で止める操作を指定する W19
/effort xhigh AIが考える量を最大にする W16
/loop <間隔> 定期・常駐作業を動かす W15
/plugin 公式マーケットプレイスを見て導入する W19
worktree.bgIsolation バックグラウンド作業の分離方法を選ぶ W19

週次上限は、2026年5月13日から7月13日まで50%増量されました。対象はPro、Max、Team、シート制Enterpriseで、無料枠は対象外です。SpaceXとの計算資源契約が背景にあるという報道もありました。

具体例 / やってみる

「テストが全部通るまで修正する」という作業を例にします。

  1. 完了条件を「テストが全部通るまで」と決める
  2. /goal <完了条件>で条件を渡す
  3. claude --bgまたは/bgで裏の作業として進める
  4. claude agentsで「作業中」「入力待ち」「完了」を見る
  5. Monitorでログや出来事を会話に取り込む
  6. Auto Modeを使い、実行させたくない操作はautoMode.hard_denyで止める

この組み合わせにより、作業を任せたまま放置するのではなく、完了条件と安全ルールを決めて監督できます。

振り返り / 次の一歩

すべてを一度に使う必要はありません。最初は、今の開発で繰り返している作業を一つ選び、完了条件を書いてから試します。

出典

Claude Code公式changelog / What's new(週次ダイジェスト、code.claude.com)、Anthropic Engineering(Auto Mode)、Claude Code Plugin Marketplace(anthropics/claude-plugins-official)、週次上限拡大の各報道。

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